保険は“未来の不確実性”を小さくする仕組み
保険は“未来の不確実性”を小さくする仕組み
――建設業・工務店が直面するリスクと備え
アドバンスホールディング
梅村 崇貴
建設業・工務店の仕事は、多くの人と資材が関わり、
現場環境・天候・工程管理など、さまざまな要素によって左右されます。
どれほど経験を積んだ企業でも、
「現場では予測できないことが起きる」
という現実は避けられません。
長年お客様の事故対応に携わってきた経験から、私は強く感じています。
備えている企業ほど、トラブル後の復旧が早く、信頼を守ることができる――と。
ここでは、建設業で特に起きやすい5つのリスクと、その備え方をご紹介します。
■ 【1】現場での事故(転落・挟まれ・工具によるケガ)
建設現場では、わずかな油断が大きな事故につながります。
職人さんのケガは、その方の生活にも会社の工程にも影響します。
活用できる備え:労災+上乗せ保険・請負業者賠償責任保険
→ 休業補償や治療費の負担を軽減し、会社としての責任も果たせます。
■ 【2】資材や工具の盗難
仮囲いを越えて侵入され、
・ケーブル
・電動工具
・銅線
・高価な設備部材
が盗まれる事例は全国的に増えています。
活用できる備え:建設工事保険(盗難補償)
→ 資材・工具の損害を補償し、現場の復旧をスムーズに。
■ 【3】施工不良によるクレーム・やり直し工事
丁寧に施工しても、
・外壁の浮き
・雨漏り
・配管不良
などが後から発見されることがあります。
特に住宅は長期間の性能が求められるため、対応が重くなることも。
活用できる備え:生産物賠償責任保険(PL保険)
→ 補修費用や賠償金をカバーし、施主との関係悪化を防ぎます。
■ 【4】台風・豪雨・地震による現場被害
仮設足場の倒壊、養生の破れ、建築途中の住宅の雨漏りなど、
自然災害によって現場が被害を受けるケースは全国で増えています。
活用できる備え:建設工事保険(風災・水災・地震対応)
→ 資材・建物・仮設物の損害を補償し、工期遅延を最小限に。
■ 【5】第三者への物損・ケガ(通行人・隣家など)
建設現場は常に周囲にリスクがある場所。
「足場材が倒れて隣家を破損した」
「現場近くを歩く人に工具が落下した」
といった事故は、企業の信用に関わります。
活用できる備え:請負業者賠償責任保険
→ 第三者への賠償をカバーし、企業としての責任ある対応が可能。
■ 建設業に必要なのは“強い現場”と“強い備え”
建設業は、作業の大半を屋外で行うため、リスクが天候や環境に大きく左右されます。
また、協力業者や施主との関係性が事業の生命線です。
つまり、
万が一が起きた時に「どれだけ早く、誠実に対応できるか」が会社の力になります。
その力を支えるのが保険です。
■ 最後に
私はこれまで数多くの工務店様や建設会社様の“もしも”の場面に立ち会ってきました。
その中で確信しているのは、
備えのある会社ほど、信頼を失わずに済む
ということです。
これからも、現場を熟知したご提案で、
皆さまの建設事業をしっかりと支えてまいります。
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